色々と苦労して試した結果、鯖にあげるのは現時点では無理という事が解ったので、結局日記にあげる事になりましたーw
まぁ、近い内に使えるようになるから、その時にあげる事にします
と、言う訳で


その手に持つモノに想いを籠めて

たとえその身に何が起ころうとも、迫り来る闇を祓い、光を照らし出す

これは、全てを討ちぬく戦乙女と、それを支える守護者の二人が繰り出す物語

闇狩人、之にて開演致します





此の世にはありとあらゆる『対』が存在する



それは真逆である存在を示すモノであり、変わる事のない絶対なる理



火と水――空と大地――太陽と月――陰と陽



そして――――









辺りが闇に染まり、月が光を照らす深き夜の刻
人や獣が寝静まり、姿を潜めるその時に……「ソレ」は現れ、動き出す
「ソレ」はこの世に存在する人が持つ怒り・憎しみ・嫉妬……様々な負の感情が集まり、形を成して具現したモノ
―――『闇魔』―――それはそう呼ばれている
闇魔の姿形は固定されてはいない
犬・猫等の動物型、人の姿を模した人間型、獅子・豹等の猛獣型
この世に在らざるモノの姿をしている魔物型、と様々である
そして奴等がする行動はただ1つ。それは…………人を喰らう事
肉体を、精神を、そして魂を。人が持つ全てを喰らう事により、強さを増していくのだ
そんな異形なるモノ達に人は怯え恐怖する……しかし






夜の闇に包まれた公園。そこには無数の闇魔が存在していた
奴等は静かに、獲物が来るのを待ち……そこに、ひとつの人影が現れる
その影の主は女性。修道服と黒のコートを纏い、ゆっくりと歩いて来る
それを見た1匹の闇魔が女性を喰らおうと飛び掛り、それに続く形で他の闇魔も動こうとする……が


ズガァァァン!!


激しい音と共に飛び出した闇魔が吹き飛び、それと同時に他のモノの動きが止まる


――しかし……奴等は知らなかった――



「全く……良くもまぁこんなに集まるもんだ」
女性の手には何時の間にか銃が握られており、銃口からは硝煙が出ていた


――この世にはあらゆる対が存在している事を――



「ぇ〜っと……いるのは動物型と人型のみか。ならさっさと終わらせるとしようか」
そう言って、もう片方の手にも同じタイプと思われる銃を持つ


――己達にとって最凶の存在がいる事を――



「本来ならば、職業柄『Amen』とか『灰は灰に』とか言うんだろうが……私はモグリなんでね」
「私からはこの言葉をプレゼントしようじゃないか」
その手に持つ双銃を静かに構え、引金に指を掛ける




――そう――





「くたばりやがれパンク(糞餓鬼)共」
その言葉と同時に、激しい銃声が響き渡った




――【闇狩り】という者達が、いる事を――